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ブロント語はブロント語、お前がブロントならブロント語が分かるブログ

恐らくブロント語でブログを開設したブロンティストは自分しか居ないでだろうな。居ても生きがってるそいつを俺がギガトンパンチで殴って殺すという理屈でおれの価値は今後もさらに高くて忙しい、お前らも早く強くなっておれを休ませてくれよ。

自分ヒロインというジャンル

 このジャンル、知らない人も多いのでは?

 実際は知らないのが普通だが、存在自体はやる夫スレの2014年辺りからもうあったらしい。

 ちなみにブロントさん全盛期が2009年から2010年辺り、と言った具合でかなり古いニッチさを誇りながらTSと同等の魅力を備えているというのに全然流行ってない奇跡の化石。


 それが自分ヒロイン。


 おいィ?根本的に自分ヒロインとは何なのか?

 知らないのに意味が知っているわけではないので簡単に説明すると自分の人格が乗り移ったヒロインが居ること。

 TSで言うなら目覚めたら「自分がTSしているのではなく」隣に「勝手にTSした俺が寝転がっていた」という具合。

 自分が分身して向こうが勝手に女体化したのである……(いくえ不明)

 そしてそんなニッチなジャンルのどこがいいのか俺は言いたい。

 手始めに展開としては自分(男)と自分(女)が共依存するんだよね。

 TS分身した理由は不明で置いておくのが普通なんだけど、大体男視点で進む。

 話が進んでくると面白くなる、だんだん女の気持ちが読めなくなるんだよな、最初は双子みたいに一緒なんだけど性別も生きてる瞬間も違うから差異が生まれてくる。

 例えばゲームとか。片方がしなくなったら、いつもしている方が勝つようになる。

 女側の気持ちが読めなくなって、自分だったそれが別人のようになり、でも自分のように捉えれられなくもない存在。

 話によっては女側が男にスキンシップを測ったり、女性としての面が強化されたり。

 こんな感じで自分(変わらない俺)と自分(変わっていく私)が面白いんだよね。

 そう、両方見比べて比較が出来るんだよ。そこが最高に面白い。


「俺ならこうするのになんでこいつはしないんだろう」


「なんでしなくなったんだろう」


 普通のTSでは味わえるわけがないんだよね。特に女が男になにかしてくるのとか。

 鈍感系主人公を覚えているだろうか、それがイライラしない形で現れるというか「現れても仕方ない」みたいな。

 例えば不意に女が男の制服を抱きしめている描写がされた時、どう思うだろう?

 男がもし目撃したら「自分の制服を抱きしめてるようなもんだろ…何がしたいんだ?(固定観念による鈍感型)」とかあるかもしれない。

 逆に読者から見ればどうか? 恋心を抱いているとは見えないが何かしら女性として「メタ的に中身が自分の男相手でも、なにかしら感じるようになってきている」と感じる事も出来なくもない。

 言うなら読者はTS女が自分(男)とは言えなくなってきているのか簡単に比較出来てしまうのだ。ここが最大にして極限の魅力。

 本当に女になってしまったのならば正直抱き合っても良し、視点を男に預けられるからこそできるTSのご都合展開だよね。

 どうしてもTSを一人称でするにしても男が女になっていくのを書くのは正直難しいのだ。

 それを簡単にやって退ける方法が自分ヒロインなんだろう。

 面白いとは思わない? オススメを置いておく(これしか逆にない)から是非見てほしい

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