異常がよぎった
うちの子、というのが存在する。
空想、妄想、想像上の人間で、それをアイテムで具現化した物やしなくても認識されてる存在だ。
これは創作者なら誰もが控えており、絵だけではなく小説家にも存在する。
小説家の場合、俗に言う作中ヒロインがそう呼ぶにふさわしい思い入れを呼ぶ。
自分も例外ではなく、カゲちゃんという子を脳内の片隅に保存している。
カゲちゃんは、暗闇のように黒ければダイヤのように硬い髪を持っていて。ウルフカットと呼ぶには丸く整えられたショートカットヘアー。
胸は平で男ではないかと錯覚するが、へそを出すために半分以上を切り捨てられた白ローブが否定している。
代役を務めるこれまた白のミニスカートも頷く。
性格は暗めなのだが、下着は意外にも明るい赤である。
最近というか、1年以上前からカゲちゃんが存在していない時にも自作のキャラで自慰行為をしたことがある。
頻度はAV6なら漫画が2であり妄想も2、という具合。
最近は作品を書いていないのでカゲちゃんのまま変わっていない。
問題はそういうことをいたしている時に自然と思ってしまったことが今回の話になる。
ふと、思ってしまったのだ。
『いや〜カゲちゃんに怒られちゃうなー』
って。無意識に。冗談って感じではなく。
事前に妄想してたのでもしリアルなら本番中に唐突にトイレで抜くようなことではあった。
そういうシチュエーションはそのキャラで想像したことがある。
想像しようとしてするんじゃなくて、してしまったのが問題。
そのうち目の前に現れるんじゃねえだろうか。
居ると思いながら話しかけるとそのうち本当に出てくるらしい。
そもそもうちの子で妄想する時点で精神異常者ではなくとも、恋愛異常者ではある、、、、、、、
まあ存在しないので、うちの子というよりはツチノコに近いのだが。
おあとがよろしいようで?
気をつけよう。簡単には出てこないからこそ、うちの子は魅力的なのである。