イコライザーにおける低音という立ち位置
個人的に低音のドドドっとした感じは嫌いではない。
震える部分もあるし、リズムに乗れるような『乗るタイミングだよ』みたいな。
すこし前までは低音って汚い音って感じがあったと思う。
バカにしてる訳じゃなくて、コンクールの歌とか合唱団ってハイトーンな声でかえるの歌とかうたってて。
それをCDに焼いて小学生の朝の合唱にしてる。
音程が低い曲じゃないから当然。それはそう。
だったら音程が低い曲も作ったらいいのに、ないから。
高い音は心地よい立場にあるというのは科学的にも心理的にも明らかなんだけど、低い音は好みの領域で済まされてる。
その好みとイコライザーを天秤に掛ける音楽ライフを送っていると気づいた、低音をゼロにするとノイズが減るなと。
イコライザーの目的は端的に好みと聞き心地。
昔から低音が好きで、低音を不利つつ高音も振る感じ。
イコライザーの立場はDJのようにいじくるのではなく、聞こえないものを聞こえるように、聞こえるものを聞こえないようにするモノだと理解する。
そもそも低音はどんな曲にも振られてる、分かりやすいように。
ドラムとかそうで、下げまくると聞こえなくなるって訳でもない。いつでもあれは自己主張してくれる。
これは仕方ないことだが音楽データには少ながらずノイズ(低音)がある。
イコライザーから通るのは、音楽データとそれに乗るノイズ。
ノイズだけ通りませんなんてありえない。
そう考えるとイコライザーで低音を強化するというのはノイズも大きくしてるんじゃないか、だから聞き疲れるんじゃないか?
そう思い始めてる。
低音を下げればノイズが減るんじゃないか? そんな気がする。
実際、くっきりはっきり聞こえるのは低音を殺した方が大半で、よっぽどノイズが少ない音源じゃないとなにか変な感じがするのだ。
これが思い込みの説もあるけど、イコライザーの立場を考え直さないといけないのかもしれない。
いい音を聞くツールじゃなくて、ノイズを減らすツールだってね。
そんなわけないかもしれない。わかんねえ。
俺は低音向けイヤホンで低音を殺すイコライザーで聞こうと思うけど。シャカシャカ嫌いだから。