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恐らくブロント語でブログを開設したブロンティストは自分しか居ないでだろうな。居ても生きがってるそいつを俺がギガトンパンチで殴って殺すという理屈でおれの価値は今後もさらに高くて忙しい、お前らも早く強くなっておれを休ませてくれよ。

【ネタバレなし】クラッシュ・バンディクー4とんでもマルチバースのレビュー


 久しぶりのクラッシュ。ps1からいつぶりかな?

 psストアでセガ作品のセールがあり、そこでクラッシュもセールとなっている。

 数日遊んでみた感想を少し。

 進んだ場所は結構終盤、まだエンディングはいってない。

 結論から言うと、ps3時代にクラッシュを出してこなかった分、高グラフィック2Dゲームのノウハウが圧倒的に足りてないというのが印象だった。

 3のリメイクをしているくせにこれなのか、と。思ってしまった。

 このゲームはグラフィックが良くなった結果、露骨にラチェットクランクとクリソツになっている。

 もはや一緒なのだが、ラチェットクランクと比べた時に3D表現力の乏しさ、それをサポート出来かねないカメラアングルのくそ加減があった。

 前からやってくる物体がやってきていると分かるには条件がある。

 影の動きや体の大きさの変化など。

 その変化がひとかけらもない。今作は本当に敵が近いのか遠いのか、妙に遠近感をつかめない。

 おかしい、なにかがおかしい。途中で斜めに揺れるロープに捕まるクソどうでもいいところがあるのだが、そのロープが斜めかどうかも根元を見て把握できない。

 そのロープがきているのか、それとも向こうに振られている途中なのか、それは常に分からない。

 ただただ、ロープが手前に来て「ああ、ロープが今来たのか」ってなる。

 レール走る時もラチェットのレールとクラッシュのレールを較べた時に明らかに差がある。

 ラチェットは単純に見て飛べる。それでミスするのは単純にパカ、ミスるけど。まあまあ、今のは俺が悪いよなって。

 クラッシュはそうならない。この辺でジャンプしないとこの辺でクルクルしないと絶対ダメってなる。その割にギミックは背景と同化するほど2D。気づかずにぶつかることすらある。

 それがすごくストレス。本当に遠近感が掴めない。感覚でしろと言われたらそうだが、ビジュアルで区別がつかないならこのグラフィックにしてまで最新作にこだわる意味はない。

 初代などはそれを分かっていてそうならないようにステージ構成、カメラ構成をしていたのではないだろうか?

 それを取っぱらっただけのバンディクーは他のレビュワーの言葉を借りると難しいという言葉を理不尽だと履き違えた馬鹿共というのはうなずける。

 確かにキャラの下には丸い影があるが、それだけを見てやらなきゃ行けないアクションゲームは没入感を落とす。っていうかそれ頼りのゲームは有り得ちゃダメ。

 本当にこういうところはラチェットクランクの下位互換だとイライラした要素。

 ただ、同じステージをスキンの為に練り歩いた時にすごく面白く感じた。

 遠近感延々の部分をもう把握しているので、それがなくなったタイミングの繰り返しプレイはとんでもなく面白くなる。

 タイムアタック、スキン、ダイヤ。最も身近なのはチェックポイントからの再開。

 シンプルに己の感覚との勝負になるし、爽快感がある。

 マスクで効果が四つあるのだがそれもなかなか良い感じ。

 正直に言うとめちゃくちゃ難しい。ミスもする、レトロだから最初からになる。

 でも常にそうじゃないから許されてちょうどいいと思う。

 それなりに難しさを把握しているのか難しいマスクほど間に普通のステージを設けている。その辺の気配りは良い。

 ちなみに最後のマスクは終盤に手に入るだけあってめちゃくちゃ自己主張してくる。しかもむずい。あれが真のあべこべ。

 ストーリーも胸アツの王道を抑えていてそれを補うローカライズもひらがなの扱いが完璧、ちなみに本編でキャラのセリフに誤字が1つあるがそういうのは仕方ない。

 声優も良い。声優といえば声、声といえばキャラでとあるキャラのセリフがかなりどくとく。

 英語では表現しきれないであろう日本語とカタカナ語の折合わせをねじ込むのだが、その言い方がとてもかっこよく感じた。

 君を倒せないなら私はレボリューション、君は私を倒せなくなった。みたいな。本編で聞いたことないけど、こういう言い方でストーリーに割り込んでくる。それがよい。


 総評を星5つで表現すると。

 面白さ★★★★★、ストーリー★★★★★、ローカライズ★★★★★、理不尽感★★★★、グラフィック★★、難易度★★


 理不尽感は上記の遠近感。グラフィックはそれらを改善できていないのでいくらUnreal Engineといえど次回作で頑張ってもらいたい、ステージ構成が面白いだけに、とてももったいない。

 その証拠に完全2Dのボーナスステージは毎回ある度に、それなりのギミックを解除して満足するまでやって残機を補充してから先に進んでいた。その時が1番たのしかった。ビデオステージもなかなかおもろかった。

 本編の難易度自体はちゃんと箱壊してリトライしてたら現在残機×2くらいの総コンティニューできるし、それすら要らない今あるモードなら続けるだけでいけると思う。

 俺はやめどきが見つかるようにレトロでやっていた。

 マスクの織り交ぜはかなりヤバいけど、リトライ性に溢れててそれも面白い。

 トロコンするなら難易度は5。でもトロコン目当てでする人は少ないと思う、だってトロコンするのが目当てならRPGツクールでいいし。

 それは冗談だけど、もしやるなら一つだけコツを。

 ダブルジャンプはクルクルしながらした時が高く飛べる。

 ただし、普通のジャンプはクルクルしても変わらない。ダブルジャンプだけクルクルして飛ぶと高くなる。

 一番高く飛べるコンボは、スライディング→ジャンプ→くるくるジャンプ。

 〇→×→×□

 これ知ってるとボーナスステージと飛び移る系がかなり楽になる。

 スライディング→くるくる、スライディング→くるくる→ジャンプも一瞬の隙間に飛び込むギミックと単純に死んだところまで早く行きたい時に強い。

 それじゃ。